災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

ご近所と仲良くしてますか?お互い補いが合える備蓄を目指す

何かで困った時ほど、人との繋がりが重要であることを実感する時はありません。災害の時も同様です。家族や近所の助けなしには乗り切れなかったと言う被災者の声は、災害時の報道でもしばしば耳にすることですよね。特に災害時には、いくら強い絆で結ばれた身内であっても、遠く離れて住んでいる人では頼ることはできません。こういう時こそ、実際に距離の近い人達の存在が貴重なんです。

同じ被災者同士、不足がちな情報を補うにも近くに住んでいる人が一番です。またこれは備蓄についても言えることなんですよ。各自家庭で行っている万が一に備えての備蓄も、保管場所や経費の問題もあってどの家庭でも完璧にできるとは限りません。またその備蓄の内容についても偏りがあって当然でしょう。一家庭だけでは不足なものや、逆にあり過ぎて困るといったこともあるかもしれません。

そんなときに、ご近所同士で交換をすることができれば、自宅での備蓄の不足を補うことができます。またこういう時ですから、困っている方がいたら進んで分け与えるいうことも大切です。こういうことができるのも、幾分かは備蓄をしているからこそですよね。

災害があった時には、普段疎遠なご近所でも一時的に仲良くなるというのはよく聞かれる話です。普段気丈な方でもこういう時には心細くなったり、またお互い助け合うことの必要性を実感するからでしょう。しかし、できれば普段から仲良くしておく方が安心ですよね。お互い家族のメンバーの顔すら分からないようでは、助かる人も助けられないケースだってありますよ。

もしも信頼できる関係が築けるのであれば、備蓄についても最初からお互いで協力しあうことができます。たとえば数家族で備蓄ができれば、偏りがちな食料品の内容を豊富にすることができますし、少し高価なものでも共同で購入することができます。災害時だけではありませんが、このようなご近所との連携は、是非とも試みる価値があることでしょう。どの方とでも出来るということではないかもしれませんが、気心の知れた人を見つけたら一度相談してみてはいかがでしょうか。

家庭での備蓄といっても、自分の家族だけが助かればいいというものではありません。中には自分達だけが生き残るためのサバイバルだと勘違いしてしまう場合もあるのですが、本来の備蓄はそんなガリガリしたものではなく、もっと伸びやかなものであるべきでしょう。物資やライフラインが途絶えた数日間を、家族も含め周囲の人達と共に乗り切れることを目指したいものですね。