災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

家の中の保管場所を決めよう!水は?食糧は?どこに蓄える?

ご家庭での備蓄には、まずその保管場所を決める必要があります。保管場所を確保する前に備蓄を始めてしまうと、途中で何度も入れ替えしなくてはならなくなったり、家のあちこちにバラバラに保管することになったり・・・これでは実際の災害時に十分に役立てることができないかもしれませんよね。特に災害用の備蓄は食料品がその多くを占めていますから、管理に失敗しては折角の備蓄も無駄になってしまいますよ。そのようなことのないよう、まずは家の中で食料品も備蓄できる安全な場所を見つけることが大切です。

防災マップによって浸水の危険性なども確認済みのことと思いますが、そのような心配のないお宅でも、念の為に1階の床面よりも高い場所に保管場所を確保しましょう。日常の湿気も食品の劣化に繋がる場合もありますから、密閉できる容器やプラスチックケースの利用もお勧めです。レトルト食品や缶詰などはまとめ買いして段ボールで保管する方も多いのですが、段ボールそのものに虫害の恐れもありますし、外から見えないと何が入っているのか忘れてしまうこともあります。

また箱に入れて重ねてしまうと下になったものが取り出し難いといった問題も起こってきますよね。空間を効率よく使うには、棚を作ったり引き出し式の衣装ケースを使うこともお勧めですが、いずれも取り出しやすいよう、過度にぎゅうぎゅう詰めにしないようにするのがコツですよ。また食料品以外の備品などもできれば同じ場所に保管しておけば安心ですが、食品とそれ以外で二カ所以上に分けたって構いません。

食料品だけは涼しい乾燥した場所が理想的なのですが、それ以外は関連した場所に保管して、必要時にすぐ思い出せるようにしておくことが重要です。医薬品関係は救急箱の近くなど、家族の誰であってもすぐ思いつく普段から見慣れた場所が安心ですよね。ただ食料品の保管場所は、他のものと比べると非常に場所をとります。どこかにまとまった十分な収納スペースがあればいいのですが、一般のご家庭では限界がありますよね。

十分な収納場所が確保できないというご家庭には、日常の買い置きを多い目にして、生活の中でも効率的に備蓄するという方法がお勧めですよ。調味料など日持ちのするものは、今使っている物の他にも必ず1つ以上買い置きをしておくようにしましょう。トイレットペーパーも無くなってから買いに走るのではなく、いつも一ヶ月分程度の買い置きをしてトイレ内に収納しておきます。飲料水もいつも冷蔵庫に1日分のお茶や水を用意しておく習慣をつけるだけで、備蓄として必要な分を減らすことができますよ。