災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

食糧を選ぼう!災害時にはどんなものがどのくらい必要なの?

災害に備えて食糧を貯めようと思っても、手当たり次第買い込むことはお勧めできません。大量に買ってしまうと保管場所にも困りますし、消費期限が迫って来ると処置にも困ります。やはり基本の必要量を目安に、その家庭なりの実際の備蓄量を決めていくのがいいでしょう。

政府のガイドラインによると、災害時などの家庭での備蓄は最低でも3日分、できれば7日分が理想だとされています。4人家族であればそれぞれこの4倍量ですから、かなりの量になりそうなことが予想できますよね。これじゃとっても無理だと思ってしまう方も居られるかもしれませんが、実際にはこれをそのまま備蓄用食糧にしなくてはいけない訳ではありません。

各家庭にはいつでもある程度の食糧は必ず保存されていますから、これらを含めた上での計算なんです。つまりこれから備蓄を考えるのであれば、普段使っている食糧を基本にして、それを補うように品目や量を決めていけばいいということになります。たとえばお米であれば、ガイドラインでは一食75グラムとして計算されていますが、これは各家庭によってかなり差があります。やはりそれぞれ実際の消費量を元に計算してみてはいかがでしょうか。

もしも4人家族で1ヶ月12キロのお米を消費するのであれば、1週間ならば3キロあれば大丈夫ということになりますね。普段は外食で済ましているご家族もいるでしょうから、災害時には多少多い目に見積もって5キロもあれば十分でしょう。普段お米を10キロ購入するご家庭であれば、残り2キロくらいになれば新しいものを買うというのが通常ではないでしょうか。つまりこの家庭の場合、最もお米が少ない時の備蓄量は2キロということになります。

これですと備蓄の基本量には3キロほど足りないということになりますよね。その場合、もう少し早い目にお米を買い足して買い置きするようにするか、あるいはその分をレトルトパックのご飯として備蓄するという方法もあります。あるいは、他の炭水化物であるパスタや乾麺、インスタントラーメンなどを買い置きしたり、缶詰のパンを備蓄のリストに入れるということも考えられますね。

またタンパク質としては、肉や魚、豆などの缶詰が一食あたり1個として計算されています。4人家族であれば1週間で84個の缶詰やレトルトが必要ということになりますね。ただし災害が起きた時点では、各家庭の冷蔵庫には少なくとも家族の1日分以上の食材はあると考えられますから、こちらを先ず消費すれば実際にはもっと少なくて済むでしょう。

それ以外にも果物の缶詰や野菜ジュース、常温保存牛乳などをこれに組み合わせることで、7日間を過ごすことを目標にします。どうでしょう、これでおおよその目安がついたのではないでしょうか?最初から備蓄分を全て揃えようとするのではなく、少しずつ目標に近づけていけるようにしましょう。