災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

貯め込みすぎると無駄が出る!備蓄はシンプルが一番です!

「それにしてもやってみると備蓄って何だか楽しいかも」こんな風に思ってしまったあなたは要注意かもしれませんよ!備蓄はやるまでは面倒なのですが、実際とりかかってみると「あれもあった方がいい」「こんなのも便利」なんて次々とリストが増えてしまうもの。言ってみれば初めての旅行みたいなもんでしょうか。実際には使わないようなものまで買い込んでスーツケースに詰め込んでしまい、結局は最後まで使わなかったなんてことは初心者にはよくある話ですよね。それに対して旅慣れた人は決まって身軽なものです。

備蓄も同じで、やっぱりシンプルが一番なんです。災害用として取り分けておく備蓄品は、定期的に管理も必要な手間のかかるもの。一旦面倒になってしまうと数年以上放置したまんまなんてことにもなりかねません。災害が無かったという点ではメデタシメデタシではあるんですが、食料品を廃棄しなくてはならなくなっては何とも勿体ないですよね。また普段使い慣れないような道具は、わざわざ災害用に取り分けておいてもやっぱり使い難いものです。それよりも普段使いのものを流用する方が、より無難に使いこなせるでしょう。

「こんな時どうしよう!」「あっそうだ!あれが使える!」こんな風に思いつけるのも普段身の回りにあるものだからこそです。いくら高機能で便利そうに見えても、殆ど使った事のないものを災害時に使いこなせるはずはありません。もしも災害用に新たに購入したものがあれば、これを機会に普段から使っておくことをお勧めします。食料品も、初めてのものは必ず一度家族全員で食べておきましょう。「えっ!こんなに不味いとは思わなかった」なんていうことのないようにしてくださいね。

備蓄の食料品は最低でも3日間分、1週間分あればまず安心だと言われています。備蓄用食品以外にも、キッチンなどにも利用できる食材はありますから、上手く使い回しができれば10日間くらいは何とかなるでしょう。緊急時でもありますし、大人であれば食べ物が一時的に偏ってもすぐにどうということはありませんから、栄養のバランスや食べ飽きることを心配して、あれこれ必要以上に買い込むことはありません。

ただしお年寄りや小さいお子さんがいる場合には、一部は食べやすさも配慮した食品も揃えておくことは大切ですが、食品の保管は賞味期限の管理が欠かせないということを忘れる訳にはいきません。備蓄された食料品は定期的にチェックして、常に新しいものと入れ替える必要があるんです。これをせずに放置していると、折角備蓄してもいざというときに食べれないということにもなってしまいますよ。

そのためには無駄がでないよう、入れ替え時にも家庭内で無理なく消費できる程度の品数と量に留めておくことが重要です。管理ができないほどの量になると備蓄自体に段々嫌気がさしてきますから、全体を自分で見渡して把握できる程度のコンパクトなサイズに抑えておきましょう。