災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

自宅で被災するとは限らない!様々なケースを想定した備蓄の形

備蓄というと各家庭で自宅を拠点に行うものですが、地震や天災はいつどこで遭遇するか分かりません。家庭の主婦であっても、外出中に被災する可能性は十分にあります。またお子さんやご主人など、勤務先や学校で災害に遭っても自宅へ戻れば家庭用の備蓄用品を利用することができますが、帰宅時まではそういう訳にはいきません。特に電車や車で通勤や通学をしている家族の場合、帰宅までの間にも不自由な思いをする可能性があります。

交通機関がストップしてしまうと、自転車や徒歩で帰宅しなくてはならなくなります。このような人達のことを帰宅難民とか帰宅困難者などと言うようになりましたね。さきの震災時には都心部での帰宅困難者が、自転車屋さんに群がって次々と自転車を購入していたニュース映像を記憶しておられる方も多いのではないでしょうか。このような事態をうけて、国でも自治体への支援が始まっています。

しかし全てを自治体に求める訳にはいきません。やはり自分なりの準備もしておけば、慌てずに余裕を持って帰宅することができますよね。またこのような事態を想定して、事前に各家庭で打ち合わせをしておくことも大切ですよ。それによっては、無理に帰宅しないという選択肢もありかもしれません。遠方の学校に通っている子供達であっても、ある程度の年齢であれば自分なりの判断も可能です。

状況次第では、災害時の連絡や決められた場所への集合を遵守するよりも、その場で無理をせず待機するというのも決して悪い選択ではありません。家族への連絡や帰宅を何より優先するというのは悪いことではないのですが、このような緊急時には、そのために無理をしない方がいい場合だって考えられます。事前に家族でよく話し合って、災害時には各自その場での柔軟な判断もできるような下地を作っておくことも大切ではないでしょうか。

このような目には見えない備蓄以外にも、身につけておけばいざという時に役立つ物資もいくつか考えられます。通勤や通学のお伴として、ちょっとした備蓄を用意してはいかがでしょうか。用意するものとしては、飲料水と食べ物、救急用品などが考えられます。食べ物はキャンディーやチョコレートがこのようなものとしては一般的ですが、暑い時期などはうちに溶けてしまいますので余りお勧めではありません。クッキー類も持ち歩いている間に崩れたり壊れたりするので、定期的に買い替える必要があります。

そこでお勧めなのが一口羊羹です。和菓子屋さんのものもありますが、最近は非常食用のものも発売されていますよ。羊羹は密封されていて夏場でも溶けませんし、荒い扱いにも十分に耐えます。その上カロリーも高くそこそこに水分もあって食べやすいので、備蓄用品としては非常に優れています。車で通勤する方は常にダッシュボードに入れておいてはいかがでしょう。渋滞時にも役立ちますよ。

また瓦礫によるホコリなどを防ぐために、マスクも必需品です。軍手もあれば怪我の予防になっていいかもしれません。軍手は手のひら部分にゴムを乗せた補強用のものがお勧めですよ。これならば鋭い物を掴んでも怪我をしませんし、重いものを持ち上げるのにも力が入ります。また靴底に敷くタイプの安全インソールもお勧めですよ。悪路を歩く可能性のある人は、是非持ち歩き備品リストに入れておきたい一品です。