災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

災害時もそのまんまじゃ食べれません!食器や調理用品も備えて!

備蓄と言って思い浮かべる食品は何でしょうか?その人の年齢によっても変わってきますが、缶詰やレトルト食品、またカップ麺やカンパンを上げる方も居られるでしょう。この中でもカンパンはなかなか優秀な食品で、昔は災害時の食糧といえばカンパンでした。最近は備蓄用の保存食として、カンパン以外にもクッキーやビスケットなども缶入りで販売されていますね。

食べたことのある方はご存知でしょうが、カンパンはそう美味しいものではありません。しかしそれでも保存食として優れているのは、意外と食べ飽きないことや、開封してそのまま食べれるという点でしょう。災害時にはライフラインがストップしてしまうという心配もついてまわりますから、すぐに食べることができることは備蓄用保存食として非常にメリットがあります。しかし家族のことを考えれば、やはり缶詰やレトルトなどバラエティに富んだ食品も備蓄するのが一般的ですよね。

しかし意外とうっかりするのが、そのような食品はそのままでは食べれないということなんです。缶詰もプルトップ缶だと思い込んでいたら缶切りが必要で、肝心の缶切りがどこにもなかったなんていう笑えない失敗談もありますよ。その缶詰も、特に寒い時期はレトルト同様暖めた方が美味しい場合もありますから、缶切り以外にも調理用品も必要になってきますね。

そのためにはライフラインがストップしていることを想定して、カセットコンロやキャンプ用のコンロは必ず1セットは用意しておきたいものです。替えのボンベも多い目に準備しておきましょう。カセットボンベは6本程度あれば安心だと言われています。もちろん湯煎用の水が必要であることは言うまでもありませんよ。鍋などの調理器具を使うと洗う為の水を使うことになりますから、なるだけ容器ごと暖めるようにしましょう。湯煎の水ならば再利用も可能ですよ。

お米は備蓄用食糧としては非常に優れた食べ物なので、積極的に備蓄することが推奨されています。しかしお米には必ず水と調理用品、そして熱源が必要になります。電気やガスが止まっていれば鍋や飯ごうでお米を炊かなくてはなりませんから、年に何度かは家族でも練習しておきたいものですね。家族でこれからキャンプなどされる方は、災害対策の実習も兼ねて飯ごう炊爨を取り入れてはいかがでしょうか。

このようにある程度の調理が必要な食品の場合には、取り分けて食べるための食器もまた必要になってきます。食べるには割り箸があればほぼ万能ですが、お皿やお椀なども使い捨てのものを用意する方は多いと思います。しかしこれも使えばゴミになる一方ですし、割れずに残っていれば普段の食器を使う方がいいですよね。ただ水の節約という点では、そのまま利用する訳にはいきません。その際には食品用ラップが活躍します。

食品用ラップをあらかじめお皿やお椀に貼付けておけば、食べた後これを剥がして捨てるだけで食器を洗う必要がありません。ゴミの量も紙皿とは比べ物にならないくらい少量で済みますので、ゴミ収集が滞る災害時には非常に助かりますよ。ラップは中サイズと大サイズがあれば様々な食器に対応します。普段から使うものですから、ラップは災害用備蓄品としても多い目に買い置きをしておきましょう。

また、食品用ラップは怪我の治療にも使えるというのをご存知でしょうか。止血や包帯の代用にもなりますので、安い時に買いだめしておくといいですね。ラップは商品によってくっつき具合が微妙に違います。このような災害時の利用も念頭において、使いやすいものを普段からよく厳選しておきましょう。