災害に備える!超カンタン【備蓄方法】家族を守る防災対策

サバイバルじゃありません!備蓄は無理のない範囲でやるのがコツ

さぁ備蓄をしようとなると、なんだか必要以上に張り切ってしまう方も中には居られるかもしれません。特に男性陣はサバイバル心を刺激されるのでしょうか、キャンプ用グッズなどをやたらと買い込んでしまう方も居られるようです。いったんサバイバル心に火がついてしまった旦那様はもうお任せしておくしかありませんが、本来備蓄はサバイバルとは似ているものの、ちょっと性質の異なるものなんですよ。

備蓄というのは、やはり今現在の生活とは決して切り離すことができないものです。むしろ現在の生活の延長線上にあるものでないと、いくら緊急時といっても生活に無理が生じてしまいますよね。大人だけの家族であればまだしも、小さなお子さんや高齢者を抱える家庭であれば、災害時にもなるだけいつも通りの生活ができるように心がけてあげることこそが、より重要なことだと言えるでしょう。

適応力のある少し大きい子供達の場合、いつもと違う状況をむしろ元気よく乗り切ってくれたりもしますが、一方で神経の細い子や高齢者はたちまち体調を崩すことも珍しくありません。そのため、備蓄は本来その家庭の普段の生活をよく心得ている人が、家族がなるだけ普段通りの生活ができることを心がけて準備をする方が望ましいんです。つまり普段の家庭の生活を切り盛りしている主婦が、中心になってやるべきだということになりますよね。主婦目線で備蓄を捉えることは、備蓄本来の目的にかなったことなんですよ。

特に食料品については普段の買い置きの延長として、無理なくできる範囲で十分です。政府からは備蓄量の目安が出されていますが、これは新たな備蓄分として保管しなければいけないのではなく、今キッチンで使っているものも含めての話なんですよ。食べる量は人によって個人差もありますし、またアレルギーや持病のあるご家族にはその対応も重要です。そのご家庭に応じた備蓄は、いつも食事を用意しているお母さんにしかできないことだと言えるでしょう。

家庭用の備蓄としては、最低3日分、できれば7日分が望ましいとされています。もしも普段から買い置きをよくする人であれば、いつでもこの程度の食糧は確保できているかもしれませんよ。キッチンをチェックして、足りない分だけを備蓄で補うようにするといいですね。例えばお米の買い置きは通常はあまりしませんが、その分パンやパスタ、シリアルなどの買い置きでカバーすることもできますよ。

ただしお米は劣化も少ないため、災害時の食糧として積極的に備蓄が推奨されています。そのため今後は、お米の残量が少なくなったらいつもより早い目に買い足すようにしてはいかがでしょうか。そうすることで、いつも一定量の備蓄をしていることになります。その際にはライフラインが途絶えた時のことを考えて、水の節約ができる無洗米がお勧めですよ。

このように主婦の方が自分の目線で、普段の買い置きを補充するような形で備蓄を用意するのが最も無駄がないと言えるでしょう。ただ、日常生活では買い置きの習慣が少ない水の備蓄だけは忘れないようにしましょう。飲料としては一部はお茶やジュースでも構いませんが、他の用途にも使い回しができるという点ではやはり水が最適です。お茶やジュースは必要があれば水に溶かすタイプのものを備蓄しましょう。